ミトコンドリアは細胞内にある小さな袋状の小器官です。細胞の活動に必要なエネルギーを作る工場のような働きをします。特に肝臓や脳、筋肉などの代謝が活発な細胞に多く、1つの細胞に数百〜3000個あると言われています。
ミトコンドリアが作るエネルギー源である分子ATP(アデノシン三リン酸)を使って、細胞は分裂を繰り返します。この分子は他にも筋肉の収縮や神経の調節など、私たちが生きていく上で欠かすことのできない重要な役割を担っています。
細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアが弱ると、毛髪が細くなり、ハリやコシが失われ、薄毛になります。ミトコンドリアにはエネルギーの産生が低い弱ったミトコンドリアと産生が高い元気なミトコンドリアがあります。
加齢などによりエネルギーの産生が低い弱ったミトコンドリアが多くなると、毛髪を作るエネルギーの産生が低下するため髪のハリやコシを維持できなくなります。美しい毛髪を維持するには、エネルギー産生の高い元気なミトコンドリアを維持することが重要になります。
薄毛のメカニズムの一つとして、成長期が短くなることが挙げられますが、元気なミトコンドリアを維持することで正常なヘアサイクルに戻すことができます。
加齢に伴いミトコンドリアのエネルギーの産生は低下する傾向にあります。加齢だけでなく、運動不足や偏った食事、睡眠不足など生活習慣の乱れやストレスもミトコンドリアを弱らせる原因になります。
ミトコンドリアが弱るとエネルギーの産生が低下し、エネルギー不足になり、肌荒れ、薄毛など頭皮に症状が現れます。洗浄力の高いシャンプーでの洗髪や頻繁なカラーリング、パーマなど、頭皮にダメージを与えることもミトコンドリアを弱らせる原因の一つになります。
ミトコンドリアは何歳になっても元気を取り戻すことができます。ここでは元気なミトコンドリアを保ち、エネルギーの産生を高める代表的な方法を3つご紹介します。
身体の細胞をつくる上で大事なのはバランスのよい食事になります。主食(ごはん・パン・麺・いも類)、主菜(肉・魚・卵・大豆料理)、副菜(野菜・きのこ・藻料理)、牛乳・乳製品、果物を毎日取るように心がけましょう。
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動も効果的です。息が上がりすぎない程度の運動を心がけましょう。
姿勢を保つために使われる背筋や太ももなどの筋肉にはミトコンドリアが多く存在します。普段から背筋を伸ばし、姿勢を正して、血流・リンパの流れをよくすることを意識して生活することを心がけましょう。
テロメアとは細胞分裂過程の核分裂のときに現れる染色体の末端にある部位構造のことです。テロメアは細胞分裂を重ねるごとに短くなり、細胞の寿命と大きく関係しています。細胞分裂を繰り返すとテロメアは短くなり、テロメアが無くなると細胞は分裂できなくなり寿命を迎えます。そのため、いかにテロメアが無駄に短くならないようにし、細胞の寿命を短くしないことが重要になります。
テロメアは末端がダメージを受けないようしっかりと丸まって、POT1と呼ばれるテロメア保護タンパク質により保護されています。しかし加齢、ストレス、喫煙、肥満などによってPOT1が減少すると、テロメアが保護されず不安定な状態になり、テロメアはダメージを受けやすくなります。ダメージしたテロメアは細胞分裂の有無にかかわらず短くなり、細胞寿命が短くなります。
喫煙や偏った食事などの生活習慣はテロメアを短くする要因です。そのため、日々の生活習慣には十分気をつけましょう。また、細胞へのダメージはテロメアが短くなる要因でもあります。炎症やあれ肌などの肌トラブルから守り、クリアな頭皮環境を維持することで細胞寿命を正常に保つことができます。
テロメアとエイジングの関係について詳しくはこちらをご覧ください。
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「EraL ラボ / 知っておきたいテロメアとエイジングの関係」
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ミトコンドリアの働きを活性化し活性酸素の生成を抑制します。
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