2018/04/04 | NEWS
毛細血管に血液が流れなくなり血管が消えてしまうことを ” ゴースト血管 ” といいます。
毛細血管は、細胞の一つひとつに酸素と栄養を運ぶ役割がありますが、ゴースト血管になると、細胞に隈なく酸素などが運ばれず、血管が退縮しやがて毛細血管と細胞が死にます。
毛細血管のゴースト化は、認知症や骨粗鬆症、肝機能低下、腎機能低下、冷え性、シワやたるみ、薄毛を引き起こすのです。
健康編は、認知症や骨粗鬆症などの原因についてご説明いたします。
まずは、当サロンの血流スコープで観察した毛細血管の様子をご覧ください。
U字型血管は、等間隔で長さも同等、真っすぐ伸びた良い血管のように見えますが、画面左側の血管が1本消えているのがわかります。
本来、真っすぐ伸びたU字型血管が「クニャクニャ」しており、血管の長さが短縮しています。
毛細血管がゴースト化すると様々な病気を引き起こすリスクが高くなることがわかっていますが、そもそも毛細血管はどのような働きがあるのでしょうか?
私たちのからだの細胞は毛細血管から酸素と栄養を受け取り、不要な老廃物を毛細血管へ戻し排出しているのです。
ところが、前編で説明したように、毛細血管が消えると、病気になるリスクが高くなることがわかりました。
【アルツハイマー病】
だれの脳でも「アミロイドβ」という物質は日々発生しています。
しかし、健康な脳では毛細血管を通して、脳の外に速やかに排出されるのですが、ゴースト血管になるとアミロイドβの排出が十分にできず
脳に蓄積され塊となります。これがアルツハイマー病が発症・進行しやすくなると考えられているのです。
体内の酸素の20%を脳が消費しているといわれており、酸素が脳に運ばれないと脳機能が低下して認知症になる確率が高くなります。
【骨粗鬆症】
毛細血管がゴースト化すると骨に何が起きるのでしょうか?
骨は壊されたり作られたりを繰り返しながら骨は維持されているのです。
この時、毛細血管の役割はカルシウムなどを新たな骨の材料として届けることなのです。
そのためゴースト血管になると、壊されるペースに対して作られるペースが遅くなるため、やがて骨粗鬆症になるのです。
骨を維持するのに毛細血管は不可欠で、ゴースト血管になると骨は死んでいくそうです。
それでは、ゴースト血管になる要因はというと以下のような方が要注意なのです。
・高血圧のかた。動脈硬化が進むと血管が硬くなり毛細血管に血液がいかなくなります。
・喫煙者。血管が収縮し毛細血管に血液がいかなくなります。
・運動不足のかた。血流が下がると 血管表面の接着性が落ちるため血液成分が運ばれず漏れ出します。
・過剰に糖質を摂取するかた。糖質は体内で有害物質になり血液成分が流れ出し血管がゴースト化します。
・加齢。
ゴースト血管が引き起こす病気は、日常生活に支障をきたし悲しみや失うものが多くなります。
「血流が悪いだけ」と、一言で済まされないことばかりですね。
美容と健康の両面からも血流を常に良くすることは大変重要になります。
毛細血管は加齢とともに減少していく。それは自然の摂理ですが、生活習慣を改めることでがゴースト血管の増加を食い止められるのです。また、管が残っている間は、血流を上げることで毛細血管を再生できるのです。
ヘッドスパは全身の血流を良くして、毛細血管のゴースト化を予防・再生することができます。日常的に血流を上げる習慣を積極的に取り入れて健康で美しく生活していただければと願います。
CARINA GINZA では、頭皮の血流はもちろんですが『ゴースト血管診断』を行っております。
血管診断を希望されるお客様は、遠慮なく担当者までお申し付け下さい。
ただし、血管診断の予約は受け付けておりませんので、当日の予約状況によっては、ご希望に添えない場合もございます。
予めご了承ください.。尚、施術を受けられたお客様が対象です。
前編は、血流を良くして毛細血管を増やすと、薄毛や白髪、シワ・たるみが改善されるです。【美容編】もご覧ください。