血流の悪さを放置するとさまざまな病気に発展?
肩こり・冷え性は病気の危険サイン!

世の中の多くの人々を悩ませる肩こりや冷え性。

「もともとの体質だから仕方がない…」とあきらめて放置しておくのは危険です。肩こりや冷え性は、慢性的な頭痛や肥満など、さまざまな症状につながる可能性もあるのです。

悪化させて健康を害することがないように、肩こりや冷えを一日も早く改善することが病気の予防につながります。

肩こりの原因やメカニズムは?

肩こりの原因は長時間のデスクワーク、姿勢の悪さ(猫背など)、血行不良などが考えられます。また、近年は若年層の肩こりもよくみられます。スマホを操作するなど、前かがみの姿勢を長時間続けることで頭の重さを受けやすく、肩や首の痛みを感じやすくなるのです。
長時間同じ姿勢でいるなどして、体に良くない刺激が加わり続けると、自律神経系が乱れて血管が収縮してしまいます。

血管が収縮して血行が悪くなると、筋肉が緊張してきちんと酸素が運ばれない状態になります。酸素が不足すると「痛みの元」となる物質(プロスタグランジンなど)が生成され、不快感や痛み、疲労感などを感じるようになります。痛みを感じ続けるとさらに筋肉が緊張して、肩こりが慢性化してしまうのです。
冷え性の原因やメカニズムは?
冷え性とは、夏などの温かい季節であっても、手足や腹部など特定のパーツにひどい冷えを感じる症状です。からだの冷えの主な原因は血行不良です。食生活の乱れや運動不足などが原因で血行不良になると、心臓から離れた末端から冷えが始まるのです。

体が冷えると、免疫力が低下したり代謝が悪くなったりと、他の病気にもつながるようなさまざまな悪影響が現れるので要注意です。

肩こりや冷え性を改善するには?

長時間同じ姿勢で仕事やスマホ操作をするという人は、定期的に休憩して背伸びをしたり、肩甲骨を動かしたりすることで一時的な肩こりを解消することができます。しかし慢性的な肩こりに悩んでいる場合は、ウォーキングやストレッチ体操など、日常的に運動を取り入れることをおすすめします。ゆっくり湯船に浸かりながら、肩を揉みほぐすのも効果的です。

「歯ぎしり」や「くいしばり」を改善することで、肩こりが緩和されることもあります。もし自分が無意識に歯をくいしばっていることに気づいたら、肩の力を抜いて、上下の歯をかみあわせないように意識するようにしましょう。

冷え性を改善するには、バランスのとれた食事・適度な運動で生活リズムを整えることが大切です。まずは野菜やお肉をきちんと摂取すること。そして体を冷やしがちな食品は避け、逆に唐辛子やにんにくなど体温を上げるサポートしてくれる食品を積極的に摂取してください。冬が旬の野菜や生姜などは、特に体を温めてくれるのでおすすめです。

また、筋肉が少ないと熱を作りにくくなるので、適度に運動をして筋肉量を維持しましょう。足つぼマッサージで全身の血行を促したり、漢方や養命酒を飲むことも冷え性の改善に有効です。

ヘッドスパで肩こりや冷え性が改善できる!

私たちの頭のてっぺんには「百会(ひゃくえ)」というツボがあります。
百会という名称には「百の数、数多くの気(血液)が出会う処」という意味があります。その名の示す通り、百会は全身の血液が通過する場所です。つまりこの百会をやさしく刺激することで、全身の血流を促進させることができるのです。

ヘッドスパの頭皮マッサージで百会を刺激すれば、頭部はもちろん、全身の血行が促進されます。血行が良くなれば全身の筋肉にきちんと酸素がいきわたり、肩こりが緩和され、手足などの末端も温まります。実際にヘッドスパの後にサーモグラフィで体温を見ると、手足などの末端までしっかり温まっているというデータもあります。

ヘッドスパの頭皮マッサージで百会を刺激することで、自律神経のバランスを整えることもできます。百会は自律神経にも深く関係しているツボなのです。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれており、日中の活動的な時間は交感神経が働き、就寝時やリラックスした時間は副交感神経が働いています。

百会を優しく刺激すると、心とからだの緊張を開放する副交感神経が働き、脳がリラックスした状態に入ります。「美容室でシャンプーをしてもらったら、すぐに眠ってしまった」という経験はありませんか?それはシャンプー中に百会が刺激され、副交感神経が働いたことによるものです。こうして副交感神経の働きが活発になり、自立神経のバランスが整うと、肩こりや冷え性も改善されていきます。

現代人は長時間仕事をしたり人と接し続けることも多いため、活動する時間が長く、交感神経が働きどおしになりがちです。たまにはヘッドスパで脳をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えてあげましょう。

慢性的な肩こりや冷え性に悩んでいる方は、一度ヘッドスパを試してみてはいかがでしょう?