顔をリフトアップさせるにはいくつかの方法があります。
最近はリフトアップに効果的な美顔器やテープなどのアイテムも人気です。
頭頂部には帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という筋膜があります。「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」の端が、この筋膜に繋がっています。
筋膜は頭蓋骨に一番近い場所にあるため、筋膜と頭蓋骨が癒着すると、頭皮が硬くなるという現象が起きます。頭蓋骨に頭皮が張り付いてしまうイメージです。筋膜は動きにくい部位なので、顔のマッサージをしても簡単には動きません。
しかしヘッドマッサージをすることで、筋膜と頭蓋骨の癒着を解消することができます。癒着を解消できると頭皮もやわらかくなり、前頭筋や側頭筋が引き上がることでリフトアップにつながります。顔のマッサージをするよりも、ヘッドマッサージをする方が効率よくリフトアップができるというわけです。
ヘッドスパは頭や首、肩を入念にマッサージします。このマッサージによって、滞りがちな頭部はもちろん、全身の血行を良くすることができます。血液には食事で取り入れた栄養素や、呼吸で取り入れた酸素を全身の細胞へ運ぶ役目があります。
また、二酸化炭素や老廃物を運んで、体外へ放出する手助けもしてくれるのです。血流が良くなってしっかり肌細胞に栄養や酸素がいきわたると、細胞が活性化されてターンオーバーが正常なサイクルに戻ります。こうして肌が美しく健康な状態になれば、リフトアップ効果も促進されるのです。
私たちの全身を流れる静脈には、老廃物や余分な水分を排出するという働きがあります。静脈の流れがスムーズであれば効率よく老廃物や水分を排出できるため、顔のむくみや肌のくすみを解消し、小顔と美肌へとつながるのです。
しかし心臓のポンプ機能によって強く押し流される動脈と異なり、静脈の血液は周囲の筋肉の力を借りて押し流す必要があります。ところが筋肉が少ない頭部や顔は、静脈の血流が滞りがちになってしまいます。
ヘッドスパでは直接静脈をマッサージして頭部や顔の血流を促進させることができるので、リフトアップの効果をすぐに実感することができます。
ヘッドスパを実施した直後に鏡で自分の顔を見ると、顔のお肉が持ち上がって、若々しくなったと感じる人や肌色のトーンアップを感じる人、目が大きくなったと感じる人も多いようです。
アンチエイジングや美容のためにも、ぜひ一度ヘッドスパを体験してみてください。